末期の水

末期の水は息を引き取る間際に肉親が水で唇を浸してあげることですが、その人の最後の水であるとともにこの水で生き返って欲しいと願う気持ちも含まれているようです。また、死後の世界で渇きの苦しみから救われるようにという願いも含まれているといいます。割り箸の先に脱脂綿を巻いたものや新しい筆の先を茶碗の水に浸し、故人の唇を軽く湿すようにします。血縁の濃い順に行います。

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湯 灌

たらいの水に湯を足してぬるま湯を作り遺体を拭き清めることが本来の「湯灌」でした。現在はエンバーミング(遺体衛生保全処置)を専門業者へ依頼する方も増えています。遺体の洗浄、消毒、防腐処置から化粧、衣服の改めまで幅広く対応しています。

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死化粧

男性の場合はひげを剃り、女性の場合は口紅を塗ったりして薄く化粧をします。きれいな姿であの世へ旅立たせてあげたいという気持ちを込めて行うものです。

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死亡届(死亡診断書)

死亡診断書は死亡を確認した医師によって発行されるものです。役所への提出は発行後7日以内です。書類は死亡届と死亡診断者で左右1枚という形になっています。葬儀業者に葬儀を依頼した場合は、業者が代行する場合が多いです。

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関係者への死亡通知

死亡連絡は親戚や友人になるべく早く知らせるようにします。勤務先には葬儀の日程などが決まり次第、知らせるようにします。町内会などで世話役が選出される場合はそちらの方への連絡は急ぐようにします。また、菩提寺がある場合は、早急に僧侶に連絡をして葬儀の日程を相談します。電話での連絡がつかない場合は電報を利用します。その場合、緊急定文電報が便利です。

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葬儀社への連絡

病院で亡くなった場合、病室で医師による処置が行われ遺体は霊安室へ搬送されます。霊安室には病院の契約葬儀社が待機している場合が多いのですが、既に予定している葬祭業者がある場合は早急に連絡を取り自宅までの搬送の手配を依頼します。特に葬祭業者を決めていない場合は病院側の葬祭業者が請け負うような形になるケースが多く見られますが、搬送のみ依頼し、葬儀は別の業者へ依頼することもできます。あくまでも葬儀社を決定するのは葬家側になります。 葬儀費用は業者によって様々なので金銭的なトラブルを避けるため、まずは予算と希望を告げて見積もりを出してもらいましょう。書類の内容をよく確認し納得した上で決めるようにしましょう。

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寺への連絡

死亡連絡で伝える内容は 死亡日時と要因、享年、通夜・葬儀の日程です。

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死装束を着せる

死装束は死出の旅へ出かけるための装束で現在は葬儀社が用意してきます。 本来の死装束は木綿や麻の白の単(帷子)を玉止めなしにぬったきものを着せ、こはぜをとった白足袋を左右逆に履かせ、三途の川の渡し賃といわれる六文銭を入れた頭陀袋を首から下げて、手には数珠を持たせました。それは、仏教では死者は仏の世界に生まれ変わるまでの四十九日間ひとりで歩いていくといわれているためで、手甲、脚絆などをつけるのも死出の旅に立たせるためです。

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遺体の安置

部屋を片づけなるべく薄い布団(腐敗を防ぐため)に白いシーツをかけ北を枕にして寝かせ、薄い掛け布団を襟の方を裾にしてかけます。間取りの関係で北枕が無理な場合は西に枕を置きます。
※ お釈迦様がインドで入寂のとき、沙羅の木の下で頭を北に、顔を西に向け、右わきを下の姿勢であったというところからきたものです。

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枕飾り

遺体の枕元に小机を置き白布をかけて水、線香、線香立て、ロウソクとロウソク立て、花などを置いて、線香を絶やさないようにします。ほとんどの場合一ぜんめし(山盛りのご飯に箸を垂直に立てたもの)やおだんご(6こ)を供えますが、そのためだけの量を新たに用意するのが作法です。

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納棺

納棺の祭はごく近親者がとり囲み、葬儀社や世話役の指示に従って棺に収め遺体の上に宗派による衣類や生前、故人が好んだ衣服などをかけ、故人が日常身につけていたもの(たばこ、ハンカチ、歳時記など)を一緒に納めます。ライターやメガネなどの燃えないものは骨上げのときに火葬場の職員にお願いして直接、骨壺のほうへ入れるようにします。

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通夜の準備

通夜の席の支度は葬儀の席の支度でもあります。わからない点は遠慮せずに葬儀社や世話役、お寺さんに尋ねるようにして手落ちのないようにしましょう。 通夜の席順は一般的に以下の図のようになりますが、会場や自宅のスペースによっては正式な席順にならない場合もあります。

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僧侶到着

現在では車により送迎するのが一般的です。僧侶自身で運転してこられる場合は駐車スペースを確保しておきましょう。到着後、控え室へ案内して茶と菓子で接待します。

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通夜式

本来の通夜は布団に寝かせたままの遺体を、家族が守って一夜を明かすことでした。それは昔、遺体に悪霊や獣が寄ってこないように、絶えず火を燃やして夜を明かしたことに始まります。
通夜式は一般的に以下のような流れになります。

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通夜ぶるまい

読経を終えた僧侶を控え室へ案内し、喪主はお礼の挨拶をした後、通夜ぶるまいへ招きます。僧侶が出席できないときは翌日の葬儀の時間を確認して「御膳料」と「御車代」を渡します。
通夜式の後、弔問客や世話役の方々を別室に招き酒食をふるまいます。料理は葬儀社で請け負っていますので打ち合せ時に相談し効率よく注文を出すようにしましょう。精進料理や寿司が主流です。

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葬儀・告別式

葬儀と告別式は別の意味を持つものですが、最近では葬儀の読経が終わるとすぐ一般会葬者が焼香することが多く混同して行われています。葬儀とは、僧侶の読経で死者はあの世へ導かれ、遺族、近親者、特に親しかった人々が故人の成仏を祈るものです。 告別式は故人に最後の別れをするもので、近視や親しい人に限らず、一般の友人、知人らも参加します。
葬儀・告別式は一般的に以下のような流れになります

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最後の対面・くぎ打ち

出棺の前に内輪の者で棺を取り囲み別れ花を入れます。棺のふたをした後、喪主から血の濃い順に、頭のほうから石で二度ずつ軽くくぎを打ちます。
石で打つのは、死者が渡る三途の川の河原の石を意味していると言われています。死者との名残を惜しみ死霊のたたりを防ぐものです。

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出棺

葬儀社で棺に布をかけ、花を供え、遺族や親しい人たちの手で棺を運び出し霊柩車へ納めます。

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火葬

火葬場での手続きは葬儀社が行います。かまどの前には小机、香炉などの用意があるので、そこに位牌、遺影、花などを飾り、僧侶が最後の読経をして焼香し、一同も順次焼香します。
一時間くらいの待ち時間があるので、その間、係員の指示によって控え室で待ちます。

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骨上げ

火葬が終了すると一同かまどの前に集まり箸で2人1組で一緒に1つの骨をはさんで骨壺に納めます。箸で渡すのは「橋渡し」に通じ、死者が三途の川を渡る助けをして上げるのだといいます。

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骨上げ

火葬場から帰ってくる人たちのために門口に水(桶かバケツに)ひしゃく、タオル、塩を用意します。帰ったら手を洗ってもらい、家に残った人が塩を軽く振りかけて清めます。 遺骨は後段に安置し、その前に遺影と位牌、香炉、花、ロウソク、線香立てなどを置きます。

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初七日法要

本来、亡くなってから7日目に近親者、知人などを招き行われる供養ですが、現在は葬儀当日、火葬場から帰った後の法要と一緒にすませる簡略化された形を取ることが多いです。

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精進落とし

葬儀でお世話になった僧侶をはじめとして、世話役の人々、仕事関係の方、裏方で働いて下さった人、火葬場まで同行して下さった方々の労をねぎらうために、遺族側が主催して宴を張ります。僧侶がもっとも上座で、以下、世話役代表、世話役と順に席に着き、親族、近親者は末席に座ります。

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法要

以下が仏式の法要の儀式一覧です。
法要の名称時 期内 容
初七日死後 七日後近親者、知人を招き供養
二七日
三七日
四七日
死後 十四日後
死後 二十一日後
死後 二十八日後
遺族だけで供養
三十五日
近親者、知人を招き、弔明けの供養。納骨も
四十九日
新 盆
この一年間に死亡した仏を供養する
百か日
近親者、知人を招き供養
一周忌死後 満一年近親者、知人を招き、寺、自宅などで供養。
そのあと故人をしのび会食
三回忌死後 満二年
七回忌
十三回忌
十七回忌
二十三回忌
二十七回忌

次第に招く人をしぼっていく
三十三回忌
一般にはここで終わることが多い
百か日

百か日

百か日

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納骨

初七日、三十五日、四十九日などの忌日に法要を行い、いずれかの日に納骨をするのが一般的です。いちばん多いのは、忌明けになる四十九日のようです。おそくとも一年以内には納骨を行うようにします。

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